2012年6月3日日曜日

クローラークレーン

クローラークレーン(Crawler crane)とは履帯(クローラー)で走行する移動式クレーンである。

接地面積が広く、接地圧が小さいため、大型や、地盤の柔らかい場所や勾配のきつい場所での作業に適している。その反面、走行速度が遅く、小型でもナンバー取得ができないため、公道を自走できないものが多い。現場間の移動はトラックやトレーラー等で運搬する必要がある。 近年のものは、過負荷防止装置やモーメントリミッターと呼ばれる安全装置が付いており転倒しない範囲を超えそうになると警報が鳴り、そのまま操作を続けると自動停止するシステムが付いている。

小型のものはミニクローラークレーンと呼ばれ、アウトリガーが付いた伸縮式ブームのものが多い。

大型のものは800 トン吊りから特殊なものになると1,000トン以上のものもある。吊り上げたまま走行できる。 公道を輸送できるサイズ、質量に分解して現場で組み立てる。組み立てに別の、より小さいクレーンが必要な事が多い。 ラチスブーム(トラス構造)が採用される。 複滑車により小さい力で巻き上げる事ができるようにしている。(代わりに巻き上げる長さは長くなり、動滑車の質量や摩擦抵抗等を除けば仕事の値は変わらない。) 転倒しないよう、吊り上げる反対側にカウンターウェイトを積む。超大型のものはカウンターウェイトが別車両で、クレーンの旋回に合わせて円弧上を走行する。

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